自動車ローンと総量規制
自動車ローンも年収3分の1までしか借りれない総量規制の対象となりますか?
自動車ローンを借りる会社によりますが、銀行や信用金庫、労金などの金融機関は総量規制は適用されない総量規制対象外となりますので、年収3分の1の規制は関係ありません。消費者金融やクレジット会社、信販会社等の貸金業者は総量規制が適用されますが、自動車ローンは総量規制除外貸付として認められていますので、年収3分の1以上でもローンを組むことはできます。以上のことより、自動車ローンと総量規制は実質関係ないと思って良いです。
総量規制は年収3分の1を超える貸付を原則禁止とした貸金業法の法律です。すなわち、規制を受けるのは貸金業者のみとなり、消費者金融やクレジット会社、信販会社になります。銀行や信用金庫等の金融機関でのマイカーローンやオートローンはそもそも銀行融資になることから、総量規制は対象外となり関係が有りません。
自動車ローンで総量規制が関係してくるのは、消費者金融や信販会社のオートローンになりますが、自動車ローンは総量規制除外貸付となっていますので、年収3分の1以上ローンを組む事は可能になっています。
総量規制除外貸付とは、貸金業者が年収3分の1を超える貸付を可能としており、貸付金額は総量規制の年収3分の1の計算には含まれません。
総量規制には除外貸付と例外貸付がありますが、例外は1/3を超えても貸付可能ですが、貸付金額は年収3分の1の計算に含まれます。したがって、例外で3分の1を超える金額を借りた場合、その借入残高が年収の3分の1未満にならなければ、原則貸金業者から今後借入はできなくなります。