銀行と銀行系の違い

銀行と銀行系の違い

銀行と銀行系の違い

カードローンには銀行カードローンと、銀行系カードローンがあります。銀行カードローンは、銀行本体が貸付しているカードローンですが、銀行系カードローンとは、銀行の子会社やグループ会社が貸付しているカードローンの事を指します。

 

同じように聞こえるこの2つは、カードローンの事で言えば、大きな違いがあるのです。

銀行系カードローンは貸金業者

銀行系カードローンは銀行の子会社やグループ会社になりますので、括りは貸金業者になります。例えば、SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンスのプロミス、三菱UFJフィナンシャルグループのアコム、スルガ銀行グループのダイレクトワンなどは銀行系カードローンになります。

 

銀行と銀行系で大きな違いが出るのは、総量規制の問題です。総量規制とは貸金業法になりなすので、銀行は対象外ですが、銀行系は総量規制の制約を受けるのです。

 

総量規制が適用されるということは、銀行系カードローンは原則、年収の3分の1までしか貸付することはできません。

 

逆に銀行は貸金業者ではないことから、総量規制対象外となり、年収3分の1以上でも貸付することは可能なのです。

 

例えばレイクは、当初新生銀行グループで総量規制の対象でしたが、新生銀行が直接貸付する銀行カードローンに変わった為、現在では総量規制対象外となっています。

総量規制対象外のメリット

総量規制対象外には様々なメリットがあり、まず第一に年収による貸付規制がありません。銀行カードローンは総量規制対象外になりますので、消費者金融等の貸金業者が融資できない場合でも、審査で貸付可能と判断すれば融資は可能となっています。

 

第二のメリットは、収入証明書の件です。総量規制には自社貸付が50万円を超える場合又は、他貸金業者と合わせ、貸付が100万円を超える場合は必ず収入証明書を取得しなければなりません。

 

しかし、銀行カードローンはこの総量規制は関係が無いため、上記のような規定は無く、多くの銀行カードローンでは、限度額100万円以下は収入証明書不要がほとんどです。

 

収入証明書不要の金額は、銀行カードローンによって違いがあり、楽天銀行カードローンや、ジャパンネット銀行は限度額200万円以下は収入証明書が不要、オリックス銀行カードローンは限度額300万円以下は収入証明書不要としています。

 

無担保・無保証で提出書類も少ない点が、カードローンの特徴である為、収入証明書が必要となれば、その場に持っていなかった場合、審査結果の遅れを招き、しいては融資までの日数が余分にかかってしまう可能性もあります。

 

収入証明書不要の銀行カードローンは利用者にとって大変ありがたいことなのです。

 

また、総量規制対象外のメリットは専業主婦でも貸付が可能となっている点です。消費者金融は総量規制がある為、収入が0円の専業主婦には貸付が基本的にはできません。

 

しかし、銀行カードローンは年収による規制が無く、専業主婦でも配偶者に安定的な収入があれば融資可能としている銀行カードローンも多くあります。

 

このように総量規制対象外のメリットは多くあり、このメリットは銀行本体が貸付している銀行カードローンで、銀行系カードローンは該当しません。

 

銀行と銀行系には総量規制という大きな違いがあるのです。


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